派遣社員が個人情報を漏洩した経緯
- 芸能人が、りそな銀行に来店。
- 対応した派遣社員が、芸能人の免許証をコピーし、だいたいの住所を娘に電話で伝える。
- 娘がtwitterで投稿。炎上。
- りそな銀行が謝罪。
この事件の怖いところ
(あなたがお金持ちのお客なら)
- 銀行で免許証をコピーされ、個人情報を犯罪者に売られたり、ストーカーされる危険
(あなたが派遣社員なら)
- 芸能人が来店したことをはしゃいで家族に話したばかりに、解雇・処罰・損害賠償をされる危険(自業自得だが…)
個人情報を流出・漏洩させない自衛法は?
免許証をコピーさせない。断ることが可能。
うっかり他人の個人情報を流出・漏洩しないためには?
twitter(ツイッター)やfacebook(フェイスブック)をやらない。
業務上の出来事は、家族や友人に話さない。
自分はtwitterやfacebookをやっていないから大丈夫と思っても、家族や友人から流出することも多い。
処罰は? 解雇? 損害賠償?
あくまで想像だが、軽くて派遣元での解雇、重くて、派遣元からの損害賠償といった処罰が考えられるのではないだろうか。
一般的に、派遣社員は派遣先に誓約書を提出しており、その中には個人情報漏洩時の損害賠償についての一文があることが大半。
そのため、りそな銀行が派遣会社に損害賠償した場合、派遣会社がその損失分を派遣社員に損害賠償することが考えられる。
2016年1月のマイナンバー制導入で、このような事件は加速度的に増加するだろう。
銀行や市役所では、個人情報を扱う末端の人たちは、ほぼ全員派遣社員だ。
きちんとした身分と将来が保証されない状況で、愛社心や忠誠心は求められないのではと個人的には思う。
マイナンバー制導入までに、個人情報を扱う業務に携わる者は全員正社員にする、くらいの改革案が必要なのではないだろうか。