ニャート

出版社を過労で退職→ひきこもり→非正規雇用を経て、社会のあり方について思うことを書いています。

47歳童貞の人に「つきあおう」と書いたときの気持ち

「47歳童貞だけどこの人生、結婚できずに終わるなってはっきり実感するようになった」という記事を書いた人に、「つきあおう」とコメントしたら少し炎上した。

47歳童貞だけどこの人生、結婚できずに終わるなってはっきり実感するように..

47歳童貞だけどこの人生、結婚できずに終わるなってはっきり実感するように..

あなたが風俗に行ったことがなくて、相手がどんな女性でもいいんなら、私とつきあおう(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)

2018/11/25 21:33
b.hatena.ne.jp

「(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)」は自虐の意味で書いたのだが、自虐や視野の狭さが偏見につながっていることを自覚したので、コメントを書いたときの気持ちを整理しておく。

童貞は美しい

最近、いろんなことがあって落ち込んでた。

落ち込んでいたが、「自分が住む地域に大きな霊園があるので、ひきこもりシェアハウスを作って、お墓参り代行の仕事で生計を立ててもらうのはどうだろう」などのアイデア出しを心の支えに頑張って生きていこう、と若干立ち直ったところだった。

(ひきこもりシェアハウスでのお墓参り代行についてはこちら↓)
ひきこもりシェアハウスでお墓参り代行|ひきこもりの働き方2

そんなときに、冒頭の記事を読んだ。

私は個人的に、童貞の人は美しいと思っている。

たぶんソープなどに行けば童貞でなくなるのだろうに、童貞という状態を保っている心持ちが好きだ。

風俗を利用する人、ましてや風俗で働く人を批判する気持ちは全くないが、自分のパートナーには風俗に行ってほしくないし、自分が男性で童貞だったとしてもたぶん行かない。

風俗の是非というより、単にストイックでシャイな人が好きなのだ。

(相反するが、女性への蔑視なしに肉欲に溺れる人というのも、それはそれで人間らしくて好きだ)

その点は人によって意見が分かれるだろうから、違う考えの人を批判する気持ちはない。

ともかく、この人が47歳まで童貞を保っている心持ちが好きだと思ったし、絶望しているのも気の毒だと思った。

(こうした的外れの共感が、上から目線の偏見と言われるのかもしれない)

ちょうど落ち込んでいたので、夜寝る前とかに少しの時間話せる相手がいたら、ずいぶん幸せなことだろうとも思った。

それで、衝動的に「あなたが風俗に行ったことがなくて、相手がどんな女性でもいいんなら、私とつきあおう」と書いた。

(「風俗に行ったことがない」と書いたのは、童貞の心持ちに惹かれたのだから仕方ない)

「アラフォー男性は同世代の女性を避けることが多い」

で、その後に「結婚」というワードに気づいて、この記事を思い出した。

40代のKKOが必死に婚活アプリを一か月間使ってみた結果

40歳の男性がアプリで婚活する内容なのだが、35歳未満の女性を希望していた。
これを書いた人を悪く思う気持ちはないが、単純に悲しかった。

女性にとってどうにもならないのが「年齢」「子どもを持つためのタイムリミット」だ。

私は、自分が10代〜20代に戻っている夢をよく見る。
見ている最中に「私20代だっけ? やったー! いや、そんなことない、何歳だっけ、えっと……」と夢の中で年齢を数え、だんだんと意識が覚めて現実に戻っていくのが辛い。
(いちおう出産は可能だけど諸事情で)「子どもがほしい」という気持ちを長年かけてあきらめたので尚更辛い。

私には「アラフォー男性は同世代の女性を避けることが多い」という思い込みがあった。

子どもを持つためには仕方ない、分かる。だけど、女性側としては辛い。

そのことを思い出して、「(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)」と付け足した。

男性が重視する「年齢」の条件を私は満たせません、という自虐の気持ちだった。

自虐や視野の狭さが偏見につながる

「(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)」は、私にとっては自虐表現だったが、「決めつけ」と誤解されるのも仕方ない。

「アラフォー男性が同世代の女性を避けることが多い」

これは私の思い込みだ。仮に正しいとしても、47歳童貞の人が該当するとは限らない。

実際、炎上後にもう一度記事を読んだら、「『47年間の人生で自分に好意を持ってくれる異性が一人もいなかった』という言葉が一番心情にぴったりくると感じた」と追記されていた。

その気持ちはすごく共感できるし、シンプルな表現で、ますますいいなと思った。

だから、私は自分の思い込みに対して勝手に自虐し、偏見につながる書き込みをしたことになる。

そのため、軽率なコメントを書き込んだことを謝罪します。ごめんなさい。

年齢に縛られず、自虐を脱したい

(ここからは少しちがう話)

私はフェミニストではない。
だけど、女性として生きることへの窮屈さを日々感じている。
割と本気で、性転換したいと思っている。

twitterで、朝起きたらブスな女性になっていたという内容の漫画が話題になっていた。

よく「女性は優遇されている」と言われる。
だが、そう主張する人たちは、4話のヒエラルキー下部にいる女性が全く目に入らず、存在にすら気づいていない。

女性にとって重視されるのは「年齢」「容姿」で、それを持たない女性の生き方はバラエティ豊かではない。

男性なら、(男性の場合「年齢」は重視されない)「容姿」がダメでも、「金」「仕事」「学歴」など、それ以外の点で挽回可能だ。

だけど女性の場合、「年齢」「容姿」がなければ、例えば「仕事」で突出しても、「でもブスだよね」「でもBBAだよね」「でも未婚だよね」と評され、仕事で突出していることへの純粋な敬意はあまり得られない。

テレビは芸能人の主戦場のため美魔女ばかりを見せられるので、「年とってもずっと若作りし続けないといけないの?」と途方に暮れる。

「年齢」「容姿」を脱することができた例外としては、ナンシー関さん、樹木希林さん(昔は美人だけど)、渡辺直美さん(美人だけど)等だろうか。

この方たちは突出した能力があるので、私みたいな能無し未婚BBAはこれからどうやって生きればよいのかロールモデルを探せずにいる。

私は、普通の人より「年齢」に縛られすぎているかもしれない。
母が、女性における若さと美しさを何より重視した人なので、その価値観に反発を覚えつつ、そこから抜け出せずにいるのだろう。

他人を偏見や決めつけで傷つけないためには、まず自分が自虐や視野の狭さから抜け出さなければならない。

問題だらけの私だけれど

最後に、私はうかつな性格なので、今回のように失言して失望されることがある。

でも、「ブログのこれから、私のこれから2|「働けない」人に役立つ知識を - ニャート」で書いたような、「働けない人でも生きやすい世の中になるために何かをしたい」という気持ちは本当だ。

あの後、いろんなアイデアが具体化してきたので、実現するお金を稼ぐため、12月から見えないところでコツコツ活動していく。

「同情を得るため」とか「承認欲求のため」とかよく言われるけれど、そんなものはいらない。

これをやりたいのは、本気で未来が怖いからだ。
私が高齢者になる頃には、激しい格差が広がって東京にスラム街ができてもおかしくないと思っている。

さらに、精神疾患への理解は年々良くなっていくと以前は思っていたが、最近、もしかしたらそうならないかも、と思えてきた。
トランプ就任以降、流れが変わってきているように思える。
日本でも、生活保護減額の議論に加えて、社会保障費を圧迫する存在(と思われている)に対する世論が厳しくなっていきそうだ。

だから、自分のために「働けない人でも生きやすい世の中にしたい」。それだけだ。

性格悪くて問題だらけの私だけれど、できたら性別を超えて、見守ってやってくださいにゃ

ひきこもりシェアハウスでお墓参り代行|ひきこもりの働き方2 - ニャート