今後の生き方を考えていて、「最後はたぶん自殺するんだろうな」と当たり前に思っている自分に気づいた。
ふだん、お金がない以外はそれほど不満もなく(お金が最大最凶の不安要因だが)、ささやかな幸せを感じることも多い。それなのに、将来予想からは常に自殺が離れず、何かの拍子に苦しさが高まると「死にたい」と瞬間的に強く強く思ってしまうのをどうにかしたい。
私には次のような属性がある。
- 独身子なし(離婚歴あり)
- 自称1円ライター
- 貯金なし
- 恋人なし(永遠に)
- パニック障害(寛解中)
- 父と認知症の母と暮らす
この属性を見ると、たぶん一部の容赦ない人は「生きてる価値ないし、死にたくなって当然」と思うだろう。
しかし、その「一部の容赦ない人」は私が勝手に想定している世間体であり、実際には存在しない。仮に存在しても無視すればよい。
私が自殺しないで生きていくためには、身の丈にあった自尊心を取り戻す必要がある。
そのために、「40歳働けない結婚できない私」というタイトルで、しばらく自分を振り返りたい。
女性の生き方は、おそらく実際には、男性よりもずっとバラエティ豊かなのだと思う。しかし、ロールモデルとして取り上げられるのは次の3択だ。
- 結婚している人
- (結婚していなければ)キャリアを築いている人
- どちらももっている人
結婚もせずキャリアもない女性が、40歳以降どう生きたらいいのかについては、参考例はほとんどないように思う。
そのため、確固たる仕事も配偶者もないなかで、何を「幸せ」と定義するかについて考える必要がある。
タイトルの「働けない*」というのは、正確には「フルタイムで週40時間勤務できない」という意味だ。(*これは私個人の振り返りに限定した定義です)
私には、次のような経緯がある(フェイクあり)。
- 大学卒業後、出版社に勤務
〜 パニック障害になる 〜 - 1度寛解するが再発し、8年目に退職
- その後寛解し、別の出版社で2年ほど勤務
- 結婚。子どもを産みたくなり、その前に職種を変えて手に職をつけようとする
- 派遣で働きながら、司法書士の取得をめざす
〜 2度目の再発 〜 - 結果として離婚し、実家に帰ってひきこもりに
- 今度は着実に、1日4時間×週3日ほどのバイトで社会復帰をめざす
- 個人経営の会社で、1日6時間×週4日ほどのパート
- ちがう個人経営の会社で、フルタイムの契約社員
- フルタイムの派遣社員で、日英翻訳を3年ほど
〜 3度目の再発(徐々に) 〜 - クラウドソーシングで大量募集される1円ライターで生計を立てる(ニャートとは別名義)。しだいに寛解
自分の経歴を振り返ると愚かであり、公開するのが恥ずかしい。大事なポイントで何度も選択を間違っているからだ。
しかし、最後の砦として「(どんな雇用形態でも)会社に勤務しフルタイムで働く」ことは死守できるよう、ひきこもり以降もそのラインを目指して頑張ってはきた。
だが、自分が「働けない」人間なのだとようやく認識してからは、その頑張りも虚しく思える。
私は努力をしなかったのではなく、努力の方向性が間違っていたのだ。
では、どの方向に努力をすればよかったのだろうか。
この連載の前半では、自分の半生を振り返り、ダメだったポイントを分析する。
後半では、これからどうやって生きていったらよいのかを考える。
その過程で、等身大の自分を認められるようになり、方向性が間違っていたり過剰だったりせず、身の丈にあった努力をできるようになりたい。
※なお、身バレ防止のため、内容には基本的にフェイクが入っています(年齢も40ぴったりではないです)。
年収300万円を稼げない私|40歳働けない結婚できない私(2回目) - ニャート
近況:
「ひきこもりシェアハウスでお墓参り代行|ひきこもりの働き方2 - ニャート」で書いたひきこもり支援ですが、実はいま、実名でひきこもりの就労サポートに携わっています。
しばらく、実名での活動と「ニャート」名義での活動は分けて行います。
あと、「子どもがひきこもりなら、親が殺してもよいという風潮が怖い - ニャート」にあった「ひきこもりに対して、マスコミはどのような報道をするのが望ましいか」は、この連載中に別途書く予定です。
今週は久々に時間があるので、この連載を進めたいです。