ニャート

旧「一橋を出てニートになりました」。出版社を過労で退職→引きこもり→派遣社員を経て、働き方や社会のあり方について思うことを書いています。

世界初の「聖書ラノベ」新人賞・宗教不問|おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃあ!

聖書×ライトノベル。

キリスト新聞社が、世界初のキリスト教ライトノベルレーベル創刊につき、新人賞を開催している。

聖書 × トークメーカー ライトノベル新人賞

キリスト新聞社「イエスぱねえ マジ神すぎてワロタww」

この「キリスト新聞社」とは、どんな会社なのか。

週刊「キリスト新聞」の編集長・松谷信司氏は、2016年10月に青山学院大学で行った「イエスぱねえ マジ神すぎてワロタww」講演で話題になった。

イエスのどんなところが「ぱねえ」のか?

「聖書に記された言動が神すぎて、人々による口コミが2000年以上拡散され続けているところ」

(引用:キリスト教徒の謎説教「イエスぱねえ マジ神すぎてワロタww」が話題 どんな内容になるのか聞いてみた)

最近始まったドラマ「カインとアベル」や、アニメ「ドラえもん」で水を割る秘密道具の名は「モーゼステッキ」であること、お笑い芸人がダンスをしながら歌うことで話題になった「Perfect Human」には、「大地パッカーン海もパッカーン 気取ってるモーゼとかいうやつもパッカーン」といった歌詞が含まれていることを話題に挙げた。信徒の数が1パーセント未満とされる日本で、聖書の人物やストーリーがこのように日常的に使われていることは、他の国では類を見ない現象だと松谷氏は言う。

(引用:「イエスぱねえ マジネ申すぎてワロタww」松谷信司氏、青学でメッセージ)

松谷氏にかかると、

聖書の「何とかして何人かでも救うためです。福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです」の訳が、

「とりまみんなのハートをキャッチするためです。イエスのぱねぇ感を拡散するためなら、どんな無理ゲーでもします。神対応をシェアする者となるためです」

(引用:「イエスぱねえ マジネ申すぎてワロタww」松谷信司氏、青学でメッセージ)

になる。

また、新聞の発行だけではなく、

  • バイブルハンター(「神ゲー」カードゲーム)
  • 最後の晩餐(聖書版「人狼」)
  • バイブルリーグ(聖書×野球×ボードゲーム)
  • モーセの海割り(スマホアプリ)
  • ピューリたん(4コママンガ) ※人狼=村人に化けた狼と思われる人物を一人ずつ処刑していくカードゲーム

のマルチ展開もしている。

聖書カードゲーム バイブルハンター (聖書コレクション)

聖書カードゲーム バイブルハンター (聖書コレクション)

ユニークな会社だが、実はキリスト新聞社は、社会運動家の賀川豊彦氏らが1946年に立ち上げた由緒ある専門系出版社だ。

賀川豊彦氏は、大正時代に空前絶後の100万部越えベストセラー「死線を越えて」(氏が神戸のスラム街で貧しい人々と過ごした経験をもとに書かれた大作)を書き、日本人で初めてノーベル文学賞と平和賞の候補になった人である。

キリスト新聞社

おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃあ!

さて、この新人賞の選評委員の1人、架神恭介氏の「仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫)」にかかると、イエスが死の間際につぶやいた

「神よ、神よ、なぜ私を見捨てたのですか」が、

「おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃあ!」になる。

イエスの活動、十字軍、宗教改革……。
キリスト教二千年の歴史が果てなきやくざ抗争史として蘇る!

「あいつら、言うてみりゃ人の罪でメシ食うとるんで」

第1章 やくざイエス
第2章 やくざイエスの死
第3章 初期やくざ教会
第4章 パウロ--極道の伝道師たち
第5章 ローマ帝国に忍び寄るやくざの影
第6章 実録・叙任権やくざ闘争
第7章 第四回十字軍
第8章 極道ルターの宗教改革
終章 インタビュー・ウィズ・やくざ

(引用:仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫)より)

仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫)

仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫)

むちゃむちゃ懐が深そうなので、きっとどんな応募作を送りつけても大丈夫だろう。

キリスト教の「教養」としての需要

私はクリスチャンではないけど、実はこれに応募するかもしれない。

先述の松谷氏も言っていたように、「おはなし」としてのキリスト教は、日本でも関心が高い。
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)」は、30万部も売れたそうだ。
聖☆おにいさん(1) (モーニングコミックス)」だって、むちゃくちゃ売れている。

「キリスト教を信じる気には全くなれないが、世界三大宗教の一つなのだから、教養・雑学として知っておきたい」という人たちは、潜在的にはかなりいると思われる。

聖書ラノベだが、たぶんクリスチャンじゃない人の方が面白い作品が書けると思う。

非クリスチャンが思う「キリスト教って、なんで世界の人たちに信じられてるの? どこが魅力なの?」「キリスト教は何の役に立つの?」という素朴な疑問に、何らかの冷静な答えを用意する必要があると思うからだ。

プラス大事なのは、上馬キリスト教会のtwitterのような、「ライト感」「役に立つ(立たない)豆知識感」だろう。

だからこれから、キリスト教についての調べごとをした記事が増えるかもしれないけど、できるだけ面白く書くので、生暖かい目で見守っててくださいにゃ~。

(※このブログでは、キリスト教を勧めることはありません。そもそも、私は宗教を信じていません)

あと、これ↓なんですけど、ちょっと準備中なので、しばらくお待ちくださいにゃ~