ニャート

パニック障害で退職→ひきこもり→非正規雇用の氷河期世代。だめ人間が何とか日常を投げずに生きていくためのメモ書き。

内視鏡検査(胃カメラ)を怖がりでもラクラク受けられるたった1つの方法

少し前、原因不明の腹痛と下痢が続き、病院に行きました。

レントゲンや採血、検便もしましたが、理由は分からず、
「それじゃ、内視鏡検査(胃カメラ)やりましょうか」との恐怖の宣告。

内視鏡検査(胃カメラ)とは、管のような内視鏡(胃カメラ)を口から入れて胃を見る検査です。
内視鏡の大きさは、従来型では8~11ミリもあるのです!

たぶん、怖がりではない人なら、さくっとできる検査なのかもしれません。
しかし、私は重度の怖がりで、しかもパニック障害持ち。

昔、内視鏡検査をやったことがありました。

胃カメラのためにはまず、のどに局所麻酔をかけるため、苦いシロップのような液体を3~5分ほど口に含んで飲み込むという手順を踏みます。
この時、液体を口ではなくできるだけのどに含まないと(うがいを途中で止めるように)いけないのですが、私はそれができずに、のどではなく舌が痺れて動かなくなってしまいました。

そうすると、「息ができない!」と気持ちが焦ってしまいます。
その上、口から直径1センチほどの管がずるずると入ってくるので、さらに気持ちは焦ります。
(実際には、舌が痺れていても胃カメラが入ってきても息はできるので、安心してください)
異常なほど怖がりの私にとっては、精神的につらい検査でした。

そのため今回は、「胃カメラの苦痛を何とか和らげる方法はないでしょうか?」とお医者さんに相談してみました。
すると、ありました。
極度の怖がりでも、胃カメラを受けられる方法が!

鎮静剤を使うのです。

そうして今回も、内視鏡検査の日がやってきました。
胃カメラの検査では、前日20時頃から飲食禁止になります(その前なら夕食は食べられます)。
お水もだめでした(病院によってはOKなところもあります)。

まず、胃の泡を消す薬を飲みます。これは、特に何ともありません。
そして、私の苦手な、のどの局所麻酔薬。今回は、舌が痺れないよう、のどにきちんと薬が届くよう、うがいをするようにシロップをのどに留め置いたつもりですが、やはりあまりうまくいきませんでした。
それから、胃の動きを弱める薬を注射しました。

ここで! 鎮静剤の出番です。
私の時は、セルシンを5mg注射してもらいました。
すると、割とすぐとろーんぐねぐねっとした気持ちになって、意識はあり、何をされているかも分かるのですが、まるで夢の中にいるような感触で、怖いという気持ちは全く消えてしまいます。
マウスピースをされ、胃カメラの管が入ってきたのも分かるのですが、他人事のような感じです。
そして、あれほど恐れていた内視鏡検査が、あっという間に終わってしまいました。

その後は、病院のベッドで1時間ほど休んで、写真を見せてもらって帰りました。
わりとすぐ(20分程度?)正気に戻ったと思います。
ただ、終わった後の運転は危険なので、鎮静剤を打つ時は病院には車で行かない方がいいでしょう。

結局、胃は何ともなく、腹痛は原因不明のままでしたが、内視鏡検査が恐い方には鎮静剤はおすすめです。
副作用が心配な方はお医者さんに相談してくださいね。
私は幸い、副作用はありませんでした。

最近は、鼻から入れる5ミリほどの内視鏡もあるので、都心に住んでいる方はそちらもおすすめです。