ニャート

パニック障害で退職→ひきこもり→非正規雇用の氷河期世代。だめ人間が何とか日常を投げずに生きていくためのメモ書き。

はてなブロガー同士でブックマークし合う問題

はてなブログを始めたばかりの初心者には分かりにくい、「はてなブックマーク」というシステムがあります。

はてなブックマークがブログの記事に多数つくと、アクセスアップにつながります。
ですが、はてなブロガー同士でブックマークし合うと逆に、「新着エントリー」「人気エントリー」というアクセスが見込める場所に掲載されにくくなることもあります。

その仕組みをまとめました。

はてなブックマークとは?

はてなブログには、初期状態で記事の下に、画像のようなボタンがあります。

はてなブックマークのボタン
この「B!ブックマーク」ボタンを押すと、はてなブックマーク(ブクマ)ができます(はてなアカウントの無料登録が必要)。

あるサイトを、いくつかのアカウントがブックマークすることで、はてなの下記エントリーに掲載され、そこから多くのアクセスにつながります。

※必要なブクマ数まで時間がかかり過ぎると掲載されません。
※カテゴリは、記事投稿時に自動で割り振られ、カテゴリ別人気エントリー入りする時に再度、適切なカテゴリに割り振られます。

人気エントリー(総合)入りすることを、「ホッテントリ入り」とも言います。
さらに、ホッテントリ入りするなどして、短時間で多くのアクセスを集めることを「バズる」とも言います。

ホッテントリ入りすると、私のような辺境ブログには考えられないくらいのアクセスが来ます。

初めてホッテントリ入りした記事がバズる前と後のアクセス数推移のグラフです。

【バズる前】

ホッテントリ入りでバズる前のアクセス推移

【バズった後】

ホッテントリ入りでバズった後のアクセス推移

身内ブクマとは?

このように、ブログがブックマークされるとアクセスにつながるため、ブログ運営者としては「ブクマが欲しい!」のが本音です。
そのため、身内でブックマークし合う、いわゆる「身内ブクマ」の問題は、今までも何度も発生しているようです。

ざっと調べた限りで並べても、これだけありました。

  • 2013年秋頃、「僕はトマトが嫌い」という記事に影響されて、「僕はトマトが好き」など類似タイトルをつけた記事が量産。身内でブクマし合った結果、はてなブックマークがトマト記事だらけに。
  • 2014年1月頃、「同期ブログ」というグループが、身内でブクマし合った結果、該当ブログが新着やホッテントリに載らなくなった
  • 2014年2月頃、はてなブロガー初心者が「初心者ブロガーでも簡単にはてな新着エントリーに入る方法」(削除済み記事)で身内ブクマを推奨し炎上。
  • 2014年秋頃、はてなブロガーのオフ会記事が身内でブクマされた結果、はてなブックマークの「テクノロジー」カテゴリを占拠し、本来共有されるべき技術系の記事の掲載が妨害。

このような問題が発生しない時期でも、はてなブログが、はてなブックマークの新着に載りにくいフィルターは存在するようです。
ブクマが3つ集まってもはてなブックマーク新着に表示されないので、はてなブログの新着掲載率を調べてみた。 - SONOTA

セルクマは大丈夫?

自分で自分のブログをブクマすることを「セルクマ」(セルフブックマーク)と言います。
この行為は、はてなに認められています。

ご自身が運営するウェブサイトを自身のアカウントでブックマークする行為については、特に問題としておらず、表示制限措置や利用停止などの対象とはしておりません。

ただ、常に記事を書いてすぐブクマしていると、スパムとみなされ新着に載りにくくなることもあるらしいです。
だから、心配な人は、2ブクマ目とか4ブクマ目にセルクマした方がいいかもしれません。

知人ブクマはすぐバレる

また、例えば家族やリアルの友人にブクマを依頼するという方法もあるかもしれません。
【ブログは孤独】それは神さまの仕業ではなく、奥さんではないかな?【身内ブクマ】 - あざなえるなわのごとし

この行為は、はてなに問い合わせした方によると、禁止はされていませんが、スパムペナルティを受け、新着に載らなくなる可能性は高いようです。

ブログをどんな人がブクマしているかを、簡単に調べられるサイトもあります。
ブログ信者ランキング - スパム判定器 for はてブ

また、私はランサーズでたまに仕事をしているのですが、仕事を検索していると、ブログへのブクマ依頼も思った以上に見ます。
告発はしませんが、違反ですし、「あのブログ、ブクマ依頼してたなー」と覚えられるのでやめた方がいいですよ。

はてなブロガー初心者にできること

上記から、私のようなはてなブロガー初心者ができることをまとめます。

  • 違反行為をしない
  • 知人ブクマをしない(スパム認定される)
  • なれ合いではなく、本当にブクマしたいと思った時だけブクマする
  • コミュニケーションの一環としてブクマしたい時は、ブクマではなくはてなスターをつけたり、twitterやfacebookで拡散したりする
  • セルクマは2ブクマ目以降
  • はてなブログばかりブクマしない(スパムアカウントとみなされやすくなる可能性がある)
  • ブクマ問題はデリケートなので炎上する可能性があるので、記事として取り上げない

最初の記事で紹介されていたように、はてなブログ界隈では今「ブログ家族」「兄弟ブログ」が流行っているようです。
ブロガー同士仲良くしたいという考えは、素晴らしいと思います。

ですが、(挨拶の一環で)どんな記事でも互いにブクマし合っていると、本当に読んでもらいたい自信がある記事を書いた時に、新着やホッテントリに入らない可能性があるのは悲しいことです。

そのため、ブロガー同士のお付き合いでブクマしているなら、互いに勝負記事までブクマは取っておいた方がいいのではと思います。

「読みましたよ~」という意思表示は、はてなスターを利用するのがよいでしょう。
(と言いつつ、このブログではスマホ表示速度改善のため、はてなスターを外しました。今までスターをつけてくださった方々、ありがとうございました)

このブログは、新着入りよりも検索流入を考えて書いていますが、ブクマによる被リンク増は検索でのブログ順位も上げるため、「ブクマがほしいな~」というのは本音です。

ですが、ブクマ数やアクセス数に気をとられては本末転倒なため、まずは役に立つ記事を書けるよう、本質的なところを頑張っていきたいです。