マイナンバー制度で日雇いアルバイトなどの職歴がバレる?
マイナンバー制度が、2015年1月から始まる。
それに伴い、日雇いバイトもできなくなる「マイナンバー大不況」が到来するかもしれない。
この記事に書かれている、マイナンバー制度の主なデメリットをまとめた。
- 会社にアルバイトなどの副業がバレる
- 水商売や風俗店に勤める時も、本名とマイナンバーを店に提出しなければならず、履歴が残る
- 小さな会社の社会保険料滞納などがバレて、倒産する
- マイナンバーが漏洩し、強盗・詐欺やストーカー事件が多発
- 事情があってマイナンバーを提出できない人を、犯罪組織がマイナンバーなしで働けると犯罪に誘導
つまり、マイナンバー制度が始まると、働いたすべての職歴と、逆に働かなかった履歴が、企業に筒抜けになるのだ。
ニートや引きこもりの就職活動にも、大きな影響が出る。
日雇いバイトなどの職歴が、求職活動に不利になる?
これまでは、雇用保険番号から分かるのは、直前の職歴だけだった。
アルバイトは雇用保険に入らないケースの方が多いので、その辺りはあいまいだった。
今後は、例えば事情があって無職になって、雇用主が異なる日雇いバイトを複数やったとしよう。
どういう風に履歴が残るかは不明だが、おそらく職歴の個数は複数残るのではないだろうか。
企業は、職歴が多い人をものすごく嫌う。
例えば派遣社員は、本人に問題がなくても派遣先の予算の都合などで、契約終了になることは珍しくない。
だけど採用面接では、そのような事情もすべて本人のせいにされ、「職歴多いね」と言われることになるのだ。
今までは、雇用保険に入っていないその場しのぎのアルバイトは、採用面接で特に申告する必要はなかった。
しかしこれからは、無職期間を食いつなぐためのアルバイトも、「きみ、職歴が異常に多いね」の一言で落とされる要因につながりかねない。
「事情を話せば分かってもらえる」と思う人もいるだろう。
しかし、複数の候補者がいる中で、現在無職という時点で既に他の候補者よりポイントが低いのに、細かな職歴の事情を聞いてもらえるだろうか。
「なんかめんどくさい人だね」の一言で、さらっと落とされそうである。
デメリットの一つをピックアップしてみたが、最も恐ろしいのはマイナンバー情報の流出・漏洩だろう。
今からでも反対できないのだろうか。恐ろしい時代が到来したものだ。