ニャート

出版社を過労で退職→ひきこもり→非正規雇用を経て、社会のあり方について思うことを書いています。

短編

氷河期世代です。母と俺を安楽死させて下さい。(中編小説)

北朝鮮のミサイルが、北海道紋別市の鴻之舞鉱山跡に誤爆した一週間後。 開戦するかどうか、政府の判断を待っている間に、安楽死許可法が施行された。 北朝鮮は「あれは誤爆だ。日本を狙って打ったのではない」と主張した。 そのために即時開戦の勢いを欠いた…

姪とレロレロ

私には、生後3ヶ月の姪がいる。 私は2人姉妹の長女で、自分には子どもがいない。 姪は私の両親にとって、長い間待ちに待った初孫だった。 冬休みに、久しぶりに姪に会った。 姪は、私と両親の住む町から、特急電車で1時間ちょっとの町に住んでいる。 たぶ…

高齢者や障害者が処分される近未来(短編)

人を殺処分して時給905円。 憲法に『家族は、互いに助け合わなければならない』という一文が入った頃から、国は明確に「小さな政府」を目指し始めた。 2045年、高齢者や障害者は『家族』が責任を持って面倒を見ること、それができない家族には「安楽死」を推…