ニャート

旧「一橋を出てニートになりました」。出版社を過労で退職→引きこもり→派遣社員を経て、社会のあり方について思うことを書いています。

自分が「低スペック」だと思う時どうしたらよいの?(前編)

「『自分をADHDと思いこんでいるただの低スペック人間多すぎでは?』発言について思ったこと」を読んで、漠然と連想したことを書きます。 なお、連想なので、上記の議論の流れに全く沿っていません。 自分を「低スペック」とラベリングする必要ある? まず、…

「女性が風俗に行くのもアリ」マジメな性開発の話|「1122」3巻

渡辺ペコ「1122」(いいふうふ)3巻が出た。 結婚7年目のなかよし・子なし・セックスレス夫婦が「婚外恋愛許可制(公認不倫)」を選択したという話だ。 3巻を読んで、2つ驚愕の気づきがあり、私は未知の世界に意識が飛んでしまったので、それを書きたい…

高度プロフェッショナル制度の問題点を最初からざっくり説明します

「働き方法案」の採決が5月31日に先送りされることになった。 法案見送りを祈って、焦点である「高度プロフェッショナル制度」の問題点を、最初からざっくりまとめたい。 「働き方改革」関連法案とは そもそも、「働き方改革」とは何を目指しているのか。 …

ひきこもりが働く上で必要な、企業からのサポートと当事者の視点とは何か

ひきこもりの人が働く上で、どんなサポートが必要でしょうか。 そのことについて参考になる、経営者のブログを読みました。 この方は、元ひきこもりの人たちを複数採用しています。 引きこもりのノリの話 引きこもりの人の採用・募集 引きこもり三四郎の結婚…

高プロ成立後は「とりあえず3年」が命とりになる

このブログは労働問題を扱っているので、高度プロフェッショナル制度についても何か書くべきだとは思っていたが、「どうせ採決されるんでしょ」と投げやりな気分になって、あまり書く気にならなかった。 政治には何も期待できない。 与党は5月29日に衆院を…

ひきこもり就労支援をビジネスとして成立させる難しさ

「ひきこもりながら働こう|NHK NEWS WEB」の記事を読んだとき、私は舞い上がってしまいました。 私は以前から、 「例えば、Webサイト・システム制作などの仕事を受注して、精神疾患を抱えた人やひきこもりの人などで作業を分け合う仕組みができたらいいのに…

精神障害者の働き方について思うこと

先日、「『正しく』よりも『やさしく』ありたい、そのためのメモ」で、うつ病ブロガーさん(Aさん)がブログを削除した経緯について書きましたが、中途半端な書き方だったかもしれません。 彼女が匿名掲示板で父親の個人情報を晒され、ブログ削除に追い込ま…

「正しく」よりも「やさしく」ありたい、そのためのメモ

goldheadさんの「栗城史多さんの事故について」への下記のコメントに、自分のブログのあり方を考えさせられた。 この人の文章はいつも良い悪いとか正しいか間違いかの前に、一番弱くて愚かな者に寄り添ってる。本人そんな大層なつもりないやろけど、でも常に…

2015年:初めて「母がおかしい」と思った時のこと|ちいちゃんは認知症

(アルツハイマー型認知症の母について書いてます。前回はこちら) 私が最初に「お母さんおかしいな」と思ったのは2015年8月だった。 それまでは、物事を忘れがちだったり同じ話を何度も繰り返すなどの症状はあったが、認知症を疑うレベルではなかったと思…

はじめに|ちいちゃんは認知症

2017年2月に、母がアルツハイマー型認知症と診断を受けた。 診断を聞いたのは、父だった(私は仕事で行けなかった)。 父の希望で、医師は母本人に告知はしていない。 そして父は、母がアルツハイマーであることを私と妹にも隠した。 小さい脳梗塞の跡があ…

「イケメンならセクハラOK」ではなく「イケメンのセクハラを断れない状況」がハラスメント

あるTV番組の「『お疲れさん』と言いながら肩をもむのはセクハラか」というテーマで、女性弁護士が「一般論としてはダメ(個別に承諾があるかがポイント)」と述べつつも、「福山雅治さんなら(私は)OKです」と笑いを取った件がプチ炎上していた。 職場では…

社会問題の解決よりも、提起者の「落ち度」「不公平」叩きを優先する現象

先日の「駆け込み寺を作るために仏教を学ぶことにした」を読んでも、「心を病んだ人の逃げ場を作るために、私がなぜ宗教を必要としているか(なぜ政治を見限ったか)」は分からなかったかもしれません。 今日の記事でも書きつくせませんが、これから少しづつ…

駆け込み寺を作るために仏教を学ぶことにした

もう2月も中旬なのに、これが2018年最初の記事となる。 去年の夏ごろから持病が再発したため、1月は気力がなくて、物忘れ進行中の母の相手と仕事以外はずっと寝ていた。 本は読めるので、寝ながらkindleで電子書籍をひたすら読んでいた。 そこで、今までぼ…

恋愛をしたことがない27歳無職の精神病患者さんへ

この記事を読みました。 恋愛もセックスもしたことがない27才無職の精神病患者の僕は、世間から馬鹿にされても仕方のない存在なのだろうか? 思ったことを淡々と書いてみます(この方を増田さんと呼ぶことにします)。 自分が居心地のよいネット上の場を探…

はあちゅう氏にセクハラ告発者としての「資格」を問うな

電通出身のはあちゅう氏が、在職中の上司だった著名クリエイターの岸氏から受けたセクハラ・パワハラを、実名で告発した。 はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」 はあちゅう氏はあまり好きではないが、実名でのセクハ…

病んだ貧乏人が一発逆転するには時の運に乗るしかない。だから私は

事情があって、このブログ「ニャート」の方針を180度変えます。 その理由を、今まで読んでくださった読者さま向けに書きます。 長いので、興味ある方だけお読みください。 「病んだ氷河期世代の雇用を作る」ためにはお金が必要 私が最終的にやりたいのは、「…

私が尊敬した、失恋からの立ち直り方|苦しむことができる人は本当は強い

今日は、失恋から立ち直った友人に尊敬を覚えた話を書きます。 彼は、ある事情で恋人と別れた後、深く絶望していました。 私は忘れるように助言しましたが、そのための具体案が思いつかず、客観的に見ても立ち直るのは難しいかもしれないと思っていました。 …

氷河期世代です。母と俺を安楽死させて下さい。(短編)

北朝鮮のミサイルが、北海道紋別市の鴻之舞鉱山跡に誤爆した一週間後。 開戦するかどうか、政府の判断を待っている間に、安楽死許可法が施行された。 北朝鮮は「あれは誤爆だ。日本を狙って打ったのではない」と主張した。 そのために即時開戦の勢いを欠いた…

派遣をやめて、自分が生きやすいルールのゲームをプレイする

去年、ブログのこれから、私のこれからで、やりたいことがあるので今年の3月末で派遣社員をやめると書いた。 その後、母の物忘れがひどくなり、一旦見送った。 半年ほど様子を見ていたが、母の症状は良くなってきており(脳梗塞による一時的な症状だったの…

VALUを勧めるブロガーは、VALUのリスクを分かっていない

以前、「購読しているブロガーが、ビットコインとかVALUとか、読者さんが損する可能性がある物を紹介し始めたら、私は購読やめる」とツイートしたことがあった。 その時に、「現金預金/投資信託/株式(現物)/為替(FX)/仮想通貨の中で、アウト/セーフ…

東大を2留して、レールを外れたと思っているこうさんへ

「『レールから外れたら人生終了』という日本に蔓延る神話が皆を不幸にしている」というtogetterを読んだ。 これは、「東大を2回も留年した人のブログ」を書いている「こう」さんのセルフまとめだ。 こうさんは、東大2年生(4回生・2留)である。 こうさ…

日本の精神医療は遅れているのか?|外国との歴史比較

日本の小中学生に英語を教えていたニュージーランド人男性、ケリー・サベジさん(27歳)が、日本の精神病院で10日間身体拘束された結果、心肺停止状態になって亡くなった、というニュースがネット上で話題になっている。 死因は、身体拘束されたことにより、…

豊田真由子氏と「超エリート・準エリート」|人の上に立つ「器」

自民党の豊田真由子衆院議員が、秘書に暴言を吐いている音声を、デイリー新潮が公開し、ネット上に批判があふれた。 (ストレスに弱い人は聞かない方がよいです) https://www.youtube.com/watch?v=Bc6UEvT9H_o それに対し、桜蔭中・高、東大での同級生が、F…

「優れたコンテンツを無料で」という非常識がやりがい搾取につながる|とある新人漫画家に本当に起こったコワイ話

漫画「とある新人漫画家に本当に起こったコワイ話」を読んだので、感想を書きたい。 これは、2016年にネットで話題になった、新人漫画家(佐倉色さん)と出版社とのトラブルについて書かれたマンガだ。 トラブルの経緯は、このようになる。 編集者が、佐倉さ…

おじさんおばさんという人生の下り坂でも、楽に生きるために

『なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。』という記事を読んだ。 私は、夫も子どもも定職もお金もない(わりと悲惨な)おばさんだが、それでも、若いときと今を比べると、今の方が生きやすい。 今日は、人生の下り坂でも…

妻が夫との行為を拒む理由|渡辺ペコ「1122」

新刊マンガ、渡辺ペコ「1122」(いいふうふ)1巻は、結婚7年目の仲良し・子なし・セックスレス夫婦が「婚外恋愛許可制(公認不倫)」を選択したという話。 とても面白いのだが、連載中のため、どこまであらすじにふれていいか分からないので、「1122」を読…

「他人や政治のせいにするな!」|成功者は、自らに運があったことに気づかない

最近、本田圭佑選手の、自殺に対するツイートが炎上した。 「他人のせいにするな! 政治のせいにするな!! 生きていることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やっていることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな! 成長に囚われろ!」 本田選…

失敗例から考えた、批判の受けとめ方と伝え方

ブログを書いていると、いただいたコメントについて「これは受けとめるべきか?」と悩むことがあります。 今回は、私の失敗例をもとに考えた「批判はどこまで受けとめるべきか、そしてどうやって伝えればよいか」についてメモしておきます。 批判/非難/中…

非正規雇用者のサイレント革命(原案)

「今後、景気がよくなり、非正規雇用が減り、低年収層の年収が上がることはあるのか?」 それが知りたくて、GW中に経済やら現代史やらの本を読んだが、答えは「No」に思える。 非正規雇用の問題点は、「社会保障がない」ことと「賃金が低い」ことだ。 バブル…

なぜ弱者は連帯できないのか|政治には弱者の支持など必要ないのか

なぜ貧しい人たちは連帯しないのだろう。 「貧しい人たち」という主語は適切ではないかもしれない。 ここで指すのは、毎日真面目に働いているのに、給料が安くてギリギリで生活している人たちのことだ。 貧困がニュースで取り上げられるとき必ず出るのが、「…